男の哀愁を漂わせるブルージー・ボーカルジャズの「Better Than The Average Man」!スコットランド出身でオーストラリアに移住、80年代から活動するジャズ・トランペット奏者兼ボーカリストによる4thアルバム。バップ・スキャットも披露する「Let's Call This」などのボーカル曲に、メランコリックなボッサの「Fish Farm」といったインストも収録。しっとり落ち着いた雰囲気は男声版Blossom Dearieと呼びたいです!
パラッパ・コーラスも爽やかな女性ボーカルのラテン・フュージョンの「Get In The Grove」!スウェーデンで活動していた多国籍ラテン・バンドによるファースト・アルバム。同系でフルート・ソロも心地よい「It’s The Rhythm」、ニューヨーク・スタイルのモダン・サルサ「Gulliver」、軽快なパーカスに哀愁スパニッシュ・ギターが乗る「Rumba Flamenca」なども収録。北欧産ラテン・フュージョンの最高傑作です!
爽やかに疾走するサンバ・フュージョン・ボーカル名曲の「Lucky Southern」!オハイオはクリーヴランド出身のジャズ・シンガーによるファースト・アルバム。Miles Davisを洒脱に高速アレンジした「E.S.P.」、多重録音コーラスを活かしたサンバの「Lluvia」、「Night In Tunisia」に通じる変拍子グルーヴの「Man From Tanganyika」なども収めた名盤。レアなオリジナル・ジャケです!
Beatles名曲をカバーしたエレガントなラウンジ・ジャズボーカルの「Got To Get You Into My Life」!オランダを代表する女性ジャズ・シンガー。同じくBeatlesの「For No One」や、James Taylor「Fire And Rain」などのポップスも取り上げたサード・アルバム。最低限のアコギやピアノによる、ゆったりとしたバッキングに温もりを感じさせる唄声が映える作品です!
*所々軽いパチ・ノイズ。「A Boy Named Charlie Brown」の前半にバチ・ノイズx1。
9th Wonderが手掛けたErykah Badu「Honey」ネタなスモーキー・ソウルの「I'm In Love」!ジャズ?ソウルを跨いで50年代末から活躍するベテラン女性ボーカリスト。タイトなリズムにホーンが鮮やかに響き渡る「I'm Gonna Let Ya」、エレガント&メロウな「Let It Flow」なども収録。彼女の諸作の中では見つかりにくい人気盤です!
*盤面に浅いキズ多。「He Makes Me Feel Good 'Bout Myself」の前半に軽いパチ・ノイズx3。
瑞々しく疾走するフュージョン・ポップ名曲の「Tell Me Where You're Going」!ノルウェー出身のジャズ・ボーカリストによるファーストLP。音数を減らしてPat Methenyの滑らかなギターをフィーチャーしたDuet Versionや、切ない唄声が胸を締め付けるR&Bテイストの「Fall」なども収録。洒落たフュージョン/ソウルとポップスが溶け合った名盤です!
ヴァイヴ・ソロの間奏がクールなビッグバンド・カバーの「California Soul」!40年代から活躍するベテラン・トランペット奏者による人気盤。Pete RockがA.D.O.R.「Let It All Hang Out」で使用した「California Soul」に、Doors「Light My Fire」、Cream「Sunshine Of Your Love」もダイナミックにアレンジされています!
ゴージャスでダイナミックなビッグバンド・スウィングの「Wot Cher!」!ロンドン出身の美人女優兼ボーカリスト。オルガンバーWEBでも触れられていた「Wot Cher!」と、高速ナンバーの「Don’t Dilly Dally On The Way」が秀逸。艶っぽい唄声を活かしたスロウ・ナンバーはジャズボーカル・マニアにお勧めです!
*「A Little Of What You Fancy」と「Bill Bailey-」の前半にパチ・ノイズ各2。
Elis Regina『In London』の姉妹作とも呼ばれる名盤!Elisの名作と同じくPeter Nightsのアレンジで行われた69年のロンドン録音。ダイナミックなアレンジに呼応するようなパワフルなボーカルが素晴らしい「The Moment Of Truth」「Come Back to Me」の2曲が、二作の共通性を物語っています!